. 排卵検査薬を使うタイミングは?使い方?海外製の通販のおすすめは?|ベビりんご検査薬

からだの仕組みを知って排卵検査薬を使おう


ベビりんご検査薬


妊活をしている方で、「排卵日」を気にしている方は多い事と思います。始めたばかりの方の中には、排卵日はいつなのか、どのタイミングで性交するといいのかといった様々な疑問やお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな疑問に少しでもお役に立てばいいなと思っています。


妊活



月経サイクル



生理の周期は、(卵胞期)(排卵期)(黄体期)(月経期)の4つの時期に分けられます。



卵子が作られる(卵胞期)


卵子が作られる(卵胞期)

卵胞期は、卵胞刺激ホルモン(FSH)の働きによって卵巣にある原子卵胞(卵子の元)が刺激されそのなかの1つが発育し、発育した卵胞から卵胞ホルモンが分泌され、このホルモンが子宮内膜に働きかけて徐々に内膜を厚くしていきます。


排卵(排卵期)



排卵(排卵期)

卵胞ホルモンの分泌量がピークに達すると、下垂体から黄体化ホルモン(LH)が分泌されます。黄体化ホルモンが卵巣に届くことで、成熟した卵胞が刺激され卵子が飛び出します。排卵は卵巣の中で卵胞と言われる卵子の入った袋が発育し、そのうちのひとつが卵巣の外へ排出されることを指します。

排出された卵子は、卵管采という器官にキャッチされ、卵管へ送り込まれます。卵管へ送り込まれた卵子は、妊娠しない場合は子宮内に吸収されると言われています。


子宮でベッドが整えられる(黄体期)



子宮でベッドが整えられる(黄体期)


排卵後、卵巣内の卵胞は黄体となり、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。この時、黄体から分泌されるプロゲステロンが、脳の視床下部にある体温中枢に作用することで体温を0.3~0.5℃上昇させるそうです。

この時、黄体ホルモンの働きによって子宮内膜が柔らかくなり着床しやすくすると言われています。


いらなくなったベッドを体の外に出す(月経期)



いらなくなったベッドを体の外に出す(月経期)


排卵された卵子が受精しなかった場合、卵子は体内に吸収され、受精した場合であっても着床しなかった場合は生理の経血と一緒に体外へ排出される、と言われています。

妊娠に至らなかった場合、熱くなった子宮内膜ははがれ、月経となります。


妊娠しやすい時期「排卵日」について



排卵日とは、成熟した卵胞から卵子が排出される日のことです。

妊娠は、卵子と精子が出会って受精することが必須条件であるため、この卵子が現れる排卵日前に性交を行うことで妊娠する可能性が高いとされています。


排卵日はいつ?


排卵日はいつ?


排卵日は、例えば月経周期が28日の女性の場合、月経開始日の約14日前に訪れると言われています。この時期は、ちょうど高温期に切り替わる直前で低温期最後の日に当たるのですが、個人差があるため、確実に「この日」と特定するのは難しいとされています。ただ、排卵日予測をする方法はいくつかあります。


体形成ホルモン(LH)とは


黄体形成ホルモン(LH)とは

黄体形成ホルモンとは、簡単に言えば、排卵を引き起こさせる作用を持つホルモンです。そのため、妊娠するためにはなくてはならないとても重要なホルモンといえます。排卵直前に脳下垂体前葉から大量に分泌されます。この現象を「LHサージ」と呼び、この現象が起こると24~36時間後に排卵が起こります。

黄体形成ホルモン(LH)は、卵巣や精巣に働きかけ、女性はエストロゲンやプロゲステロン(黄体ホルモン)などの女性ホルモンを、男性は男性ホルモンの分泌をそれぞれ促します。卵巣を刺激して、プロゲステロン(黄体ホルモン)を作り出す役割を果たすことから、別名「黄体化ホルモン」や「黄体刺激ホルモン」とも呼ばれています。


黄体形成ホルモンの主な働き


黄体形成ホルモンの主な働き


黄体形成ホルモンの主な働きとしては、黄体形成をして妊娠を継続させる、黄体ホルモンの分泌を促す、結果として基礎体温を上げるなどの働きがあると言われています。

まず、黄体形成ホルモンは、主に排卵を促す作用のあるホルモンなので、排卵直前になると急激かつ大量に分泌され、排卵を起こす働きがあります。また、黄体形成ホルモン(LH)には、排卵を促し、妊娠にはかかせない2大ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌を促進します。

具体的には、脳下垂体から分泌される黄体形成ホルモンは、卵巣に送られ、卵胞刺激ホルモン(FSH)が成熟させた卵胞に排卵を促します。そして、卵子を排出した卵胞は黄体を形成し、黄体から分泌されるプロゲステロンは、受精卵が着床しやすいように厚くなった子宮内膜を維持します。また、着床後の胚のエネルギー源となるグリコーゲンを子宮内膜に貯めます。


生理のメカニズムに深く関係する黄体形成ホルモン


月経には様々なホルモンが深く関係していますが、なかでも、黄体形成ホルモンは正常な月経周期を保つために、非常に重要な役割を担っています。正常な月経周期は25~45日周期で、月経出血の期間は3〜7日間が標準といわれています。そして、月経周期は【月経期→卵胞期→排卵期→黄体期→月経期】といった流れで繰り返されています。

分泌され始めるのは、卵胞期の終わり頃、排卵の直前です。LHサージと呼ばれる急激で大量の分泌でピークを迎え、排卵を起こします。やがて黄体期に入り、黄体形成ホルモンの作用でプロゲステロン(黄体ホルモン)が上昇します。このことで、子宮内膜は厚みを増し、着床に備えて栄養物を蓄えます。この時期に妊娠しなければプロゲステロン(黄体ホルモン)は減少し、次の月経が起こります。

黄体形成ホルモンが分泌されることで、排卵が起こり次の月経へと繰り返すことができます。もしも分泌量が異常な場合は、月経不順や無月経を引き起こす原因になりますので、正常な生理を起こすために重要なホルモンといえるのです。

生理のメカニズムに深く関係する黄体形成ホルモン



排卵日と妊娠の関係


妊娠は卵子と精子が出会って受精することで成立するため、卵子が排出される時期と生存時間、精子の生存時間を考慮してタイミングを合わせなければうまくはいきません。

  • 卵子の生存時間は約24時間
  • 精子の生存時間は約2-3日

よって排卵日の手前から性交をはじめ、既に精子を女性の体内に待機させておくと妊娠確率をグッと上げることができます。具体的には、排卵の2日前から性交をするのが良いでしょう。卵子と精子が出会う確率を上げるために、排卵から数日間はできるだけ多く性交を重ねるとなお良いでしょう。


早期妊娠検査薬
DAVID - 早期妊娠検査薬 1本34円より



排卵日の計算方法


排卵日を予測する方法はいくつかありますが、ここでは「オギノ式」「排卵検査薬」の2種類をご紹介します。



1.排オギノ式


排オギノ式


オギノ式とは、過去6ヵ月の月経データから平均的な月経周期を計算し、月経予定日から12~19日前の8日間を妊娠可能性の高い期間と考え、その時期に性交を重ねる方法です。

昔から多くの人がオギノ式で妊活をしてきました。しかし、オギノ式は予測される期間が8日間と長く、排卵日を特定しにくいため、最近では補助的方法として使われることが多くなっています。


2.排卵検査薬


排卵検査薬
DAVID - 排卵検査薬 1本34円より


排卵日直前になると一気に分泌量が増える黄体形成ホルモン(LH)を検知し、一定量を超えると陽性を示す仕組みになっているのが排卵検査薬です。

黄体形成ホルモンの大量分泌後に排卵が起こると言われているため、この期間に性交を重ねることで妊娠可能性を高めることができます。

また、排卵日計算と併せて基礎体温計測も取り入れると、自分の体のリズムから排卵検査薬の使用時期をより見極めやすくなるのでおすすめです。


排卵検査薬について



排卵検査薬は通販で購入できる?


以前は排卵検査薬は「医療用検査薬」に分類され、薬剤師が常駐している調剤薬局でしか購入することができませんでした。そのため、インターネットで購入しようと思うと、海外製の排卵検査薬か海外で販売されいている日本製の排卵検査薬を、海外から「輸入代行」するという仕組みでしか買えませんでした。しかし、2016年9月より「第一類医薬品」に変更され、日本製の排卵検査薬を購入したいときでも、輸入の仕組みを使わずに通常のインターネット通販として、購入が可能になりました。ただ、排卵検査薬の利用は基本的に複数回必要になるため、できるだけ安価な海外製を使い長く継続したいと思う人が多いようです。


排卵検査薬検査方法?何分待つ?

※下記はクリアブルー排卵検査薬による例です。

※スティックのキャップを外すと吸水紙部分が出ます、この部分をサンプラーと言います


検査方法(5秒)

スティックを下に向け、

サンプラーに5秒間直接尿をかけます

※サンプラー以外の部分にはかからないようにしてください

又は

検査方法(20秒)

乾いた清潔なカップを用意し、

尿を採取します

スティックを下に向け、

採取した尿にサンプラーを5秒間つけます


結果判定


結果判定

  1. テスト線が現れない又は対照線より色が薄い場合、LHホルモン濃度を十分に検知していません[陰性] その場合は翌日の同じ時間に再び検査をします
  2. テスト線が対照線と同じ色の濃さ又はそれより濃い場合、LHホルモン濃度を検知しています[陽性]その場合は48時間以内に性交すると妊娠する可能性が高くなります※その翌日以降は検査する必要はありません
  3. 尿をかけてから10分以内の判定が判断の基準となります

※スティックのキャップを外すと吸水紙部分が出ます、この部分をサンプラーと言います


排卵検査薬の比較


各メーカー検査薬の比較


それぞれのメーカーの検査薬には反応(テスト線の色に)に若干の差があります。




Wondfo・Suer はLHホルモン分泌量の少ない(数値が低め)人に向いています。検査薬の感度が良いため、反応しやすくテスト線の色が出やすいです。

DAVID はLHホルモン分泌量の多い(数値が高め)人に向いています。検査薬の感度が低いです。

※いずれの検査薬もご使用される人によって個人差がございます。

☆個人的意見ですが、SuerはWondfoより検査薬が若干大きめで持ちやすいです。LHホルモン濃度が低めな人へ、SuerとWondfoの結果がほぼ同じであれば価格も手ごろなSuerがいいと思いました。


排卵検査薬の海外製と日本製の違いは?



排卵検査薬の海外製と日本製の違いは?


値段

海外製と日本製の排卵検査薬について、大きな違いとしては値段が挙げられます。海外製の排卵検査薬は値段が安いですが日本製のものと同じように正確な結果を得られます。日本製のように高価だと使用頻度が減ってしまいますが、海外製であれば気楽に使えます。


性能

排卵検査薬には、尿に含まれる黄体形成ホルモン(LH)の分泌量を測る方法と、唾液の結晶状態の変化を見る方法があります。尿で排卵を予測する排卵検査薬に関しては、黄体形成ホルモンを検知することについて、性能の違いはほぼありません。ただし、排卵検査薬に陽性反応が出てからの排卵時期の予測日については、製品によって異なるため、使用前に説明書を読んでから使用するようにしましょう。

※排卵検査薬の結果をご自分で陽性または陰性の判断をしかねる場合、数回試しても排卵検査薬が反応しない場合は医療機関の受診をおすすめします。


〔ご使用目的の確認〕

排卵検査薬は、避妊目的に作られておりません。

検査結果が陰性であっても確実に避妊できるものではないので、避妊の目的でのご使用はおすすめできません。

次の人は、使用前に医師に相談してください。

  • 不妊治療を受けている人
  • 通常の性交を継続的に行っても1年以上妊娠しない人
  • 生理(月経)周期が極端に不順又は経血量が異常など月経異常がある人

検査期間中、陰性が続きLHホルモン反応(陽性反応)が確認できない場合は、早期に医療機関にご相談ください。


海外製排卵検査薬の使用に際し、気をつけなければいけないことは


ご使用に際して、次のことに注意してください。

【採尿に関する注意】

  • にごりのひどい尿や異物がまじった尿は、使用しないでください。
  • 検査前2時間程度はできるだけ排尿しないでください。
  • 検査前に、水分の摂取をできるだけ控えてください。
  • 検査前に汗をかくような過度な運動は控えてください。

【検査手順に関する注意】

  • 採尿後は、速やかに検査を行ってください。尿を長く放置すると検査結果が変わってくることがあります。
  • 日本語説明書付きです。そちらの手順に従ってください。
  • 定められた時間内に結果を判定してください。

【判定に関する注意】

〇検査初日から陽性になった場合

これから排卵又は既に排卵された可能性があります。できるだけ早く性交することで、妊娠の可能性が高まります。また、陰性に変わることが確認できるまで検査を続けてください。

〇検査期間中、陰性が続く場合

医療機関へご相談ください。 通常排卵期に本品を使用すると陽性となりますが、何周期か試されても反応はない陰性の場合は早期にご相談されますことをおすすめします。

〇検査期間中、陽性が続く場合

早期医師の診療を受けてください。

妊娠、分娩後、流産後、胞状奇胎・絨毛癌等の絨毛性疾患、人工妊娠中絶後、あるいは不妊治療のための薬剤投与、内分泌障害、閉経期などで、 排卵と無関係に、陽性が続く場合があります。

〇検査をし、その都度陽性を確認した上で適切な時期に性交しても6周期以上妊娠しない場合

妊娠しにくい原因は排卵に関する問題だけではありません。また女性だけの問題ではない場合もあります。 パートナーの方と一緒に医療機関にご相談されることをおすすめします。


自分でできる妊活へのからだ作り



自分でできる妊活へのからだ作り


◎規則正しい生活リズムと食事

健康な体を維持するためにも、生理周期を正確にするためにも、規則正しい生活とバランスのよい食事は欠かせません。規則正しい睡眠リズムを確保しやすくなるので、毎朝同じ時間に基礎体温を測ることはオススメです。朝早起きをして太陽の光を浴びなら散歩をするとリラックス効果も得られるでしょう。

アルコール摂取が多すぎたり食べすぎや肥満、過度のダイエットは妊娠しにくい状態になる恐れがあります。和食中心のヘルシーな食事を心がけ、バランスの良いメニューで楽しみながら食べるようにしましょう。


◎ストレスの解消

ストレスが溜まってしまうと、生理周期が不安定になってしまいますし、気持ちばかりが先走ってしましがちです。妊娠するにはまでには長い道のりになることがあり、そのペースは人さまざまです。 趣味を楽しんだり、悩みを相談できる場を探したり、ご自分の楽な環境づくりをしましょう。


◎冷え性の改善

冷え性に悩んでいる女性は多いことでしょう。冷え性の改善は妊娠の確立を上げると言われています。

冷たい物は食べない飲まない、運動をして基礎代謝を上げる、湯船にゆっくり浸かってからだを温めるなど心がけることが大切です。


◎睡眠の確保

睡眠は食事や運動よりもホルモン分泌に大きな影響を与えると言われるほど非常に大事なものです。深い眠りのノンレム睡眠の時に女性ホルモンが多く分泌される為、質の良い睡眠はからだを妊娠可能な状態にする非常に大事な時間です。

毎日夜にしっかり睡眠を取る事を心がけてみてください。

妊活の秘訣